生命の歴史ゾーンの古生代エリアには何がある?酸素はどこから来たの?初めの生命誕生はどうだった?と、恐竜が誕生する前の生物の歴史について色々と気になる方も多いのではないでしょうか。
生命の歴史ゾーンでは地球誕生から生命が芽生え、植物や生物が進化していく過程が展示されています。
この記事では、恐竜博物館に100回近く行っている私が、生命の歴史ゾーンの一番初めのエリアである古生代エリアの場所と展示内容をご紹介します。
生命の歴史ゾーン【古生代】はどこにある?

生命の歴史ゾーンの古生代エリアは、本館2Fにあります。本館1F恐竜の世界ゾーンからスロープで上がってきたところが生命の歴史ゾーンの入口で、古生代エリアとなっています。
博物館の入口から直接行く場合は、入り口ゲート入って直ぐのエスカレーターの右階段で2Fまで行き、ダイノラボを通過して右側にあります。
もし、ベビーカーや車いすなどで階段やエスカレーターを利用できない場合は、本館3Fミュージアムショップを通り過ぎたところにあるエレベーターで本館2Fに降り、左手に曲がると奥の方にあります。
生命の歴史ゾーン【古生代】の展示内容
古生代エリア

生命の歴史ゾーンでは、35億年前の生命の誕生から数百万年前の人類の出現に至るまでが、展示されています。生命の歴史の中でも一番昔である古生代は、生命が誕生した最も古い時代です。
古生代では、生命の誕生から始まり、有名なカンブリア爆発、単細胞から多細胞へ、無脊椎動物から脊椎動物へ海から陸への進出など様々な進化が起こりました。
それでは、古生代エリアの展示内容を、具体的に見ていきましょう。
生命の誕生

最初の生命が海の中に現れたのは40億年よりも前です。
初めは顕微鏡サイズの小さいものでしたが、20数億年前頃になると、光合成によって海や大気の酸素の量が増えました。初期の地球で酸素を作り出していた光合成バクテリアが作ったストロマトライトという岩石。他には、酸素が増えたために鉄が沈殿して作られた縞状鉄鉱などが展示されています。
その後、10億年以上をかけて生物が利用できる酸素や有機物などが増加していきました。
無脊椎動物の繁栄

6億年前頃になると、エディアカラ生物群のような目に見える大きさの複雑な化石が発見されるようになります。現在の動物に近い化石は、5億4000万年前のカンブリア紀以降の地層からみつかります。骨や殻などの硬い構造を手に入れたため、地面にもぐったり、海を泳いだり、獲物を捕食したりするようになりました。
脊椎動物の出現

恐竜のような脊椎動物が初めて現れたのもカンブリア紀です。
最初の頃の脊椎動物は、原始的な魚の仲間です。
原始的な魚はアゴがありませんでした。
陸上への進出

古生代の初め、生き物たちは海の中で繁栄してきました。陸に上がるためには、乾燥や重力に耐えられる体や、空気中の酸素を取り入れる呼吸の仕組み、新しい感覚器官が必要でした。
陸上に進出したのは、初めに植物、次にクモのような節足動物の仲間、その後魚類から進化した両生類でした。
大森林が育んだ動物たち

3億年前には、巨大なシダ植物が現れ、大きな森林が作られました。原始的なトンボの仲間やヤスデの仲間のような巨大な虫の仲間が栄えました。また、両生類は非常に多様化していました。
古生代の終わりのペルム紀には、超大陸パンゲアが形成された影響で、陸上は乾燥していました。
そのため、シダ植物の一部から進化した裸子植物は乾燥に強い「種」という仕組みを手に入れて栄えていきました。
また、両生類から現れた爬虫類と哺乳類の先祖も乾燥した環境に適応した体を手に入れて、生態系の中で大きな位置を占めるようになりました。
地球史年表46億年


地球史年表では、地球誕生から現在まで30cmを一億年として表しています。
遠い昔に思える古生代でも、地球の歴史からするとつい最近の事で、恐竜の登場は2億3000万年前で、年表上は現代から1mも離れていません。さらに、人類の誕生は僅か一瞬前の出来事なのが分かります。
まとめ
生命の歴史ゾーンの古生代エリアはいかがでしたか。
40億年よりも前に顕微鏡サイズの小さな生命が誕生し、光合成バクテリアにより酸素が増えました。6億年ほど前になるとようやく目に見えるサイズの無脊椎動物が繫栄し、さらに脊椎動物が出現。初めの頃の脊椎動物は、あごの無い魚だったというのも興味深い点ではないでしょうか。
やがて海から陸へも生命は進出していき、古生代の終わりのペルム紀にできた超大陸パンゲアでの乾燥にも耐えられるように進化していきました。爬虫類と哺乳類の先祖も、この時代に乾燥に適応した体を手に入れ、この後の中生代での爆発的な繁栄につながっていくのでした。
生命の歴史ゾーンの古生代の次である中生代のページはこちらをご覧ください。





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