福井県立恐竜博物館で「これだけは絶対見ておきたい!」というおすすめ展示を巡る、所要時間約2時間のモデルコースのご紹介です。
広大な展示室に51体の全身骨格や1000点以上の展示がある福井県立恐竜博物館。全てをじっくり見ると丸1日かかります。
この記事では、100回近く福井県立恐竜博物館を訪れている私の経験を基に、おすすめ展示を2時間で見学できるようコース設計しました。
2時間という限られた時間で巡りながら、恐竜の世界を満喫することができるモデルコースとなっています。
福井県立恐竜博物館で「これだけは絶対見るべき!」おすすめ展示を巡る2時間モデルコース

1.カマラサウルスの産状化石(本館B1F)
◆所要時間:5分

カマラサウルスの産状化石は全長15m!
「デスポーズ」という発掘当時のままの姿を見ることができます。
デスポーズとは、全身の化石が見つかる際によくある背中が反った姿のこと。これは、恐竜が化石になる際に、背中側にある靭帯が乾燥・収縮するため起こる現象と考えられています。
2.ティラノサウルスロボット(本館1F)
◆所要時間:5分

ティラノサウルスロボットは、約8m!
実物の約4分の3の大きさですが、その見た目はもちろん、動き方や吠え方は今にも襲ってきそうな迫力!
あまりの迫力に、小さなお子様は泣き出すかも知れません。
目と目が合うと大人でもそのリアルな迫力にドキッとします。
福井県立恐竜博物館で一番の写真スポットです。
3.「恐竜の世界」の全身骨格(本館1F)
◆所要時間:25分

恐竜の世界ゾーンには、51体もの恐竜の全身骨格が展示されており、福井県立恐竜博物館のメイン展示エリアです。
どの全身骨格も価値があり、全て見ておきたい所ですが、その中でも特におすすめの展示は5点です。
おすすめ展示①:タルボサウルス

ティラノサウルスロボットの左横にいるのが肉食恐竜のタルボサウルス。アジア版のティラノサウルスとも言われています。

後ろあしに注目!獲物を狙って走り出したのか、地面には蹴り出した跡が再現されています。
この再現は、福井県立恐竜博物館の足跡化石を専門とする研究者が監修。細部までこだわった展示は必見です!
おすすめ展示②:アロサウルス

生きていたらティラノサウルスと同じかそれ以上に恐ろしいかも知れないアロサウルス。貴重な実物化石です。
肩甲骨にはケガの治った跡が残っています。ぜひ探してみてください。

頭部は重いためレプリカとなっていて、実物は足元に展示されています。
おすすめ展示③:カマラサウルス

先ほどご覧いただいたカマラサウルスの産状化石が組み上げられたものが、こちらの全身骨格です。
何と!こちらのカマラサウルスの全身骨格は、約90%が実物化石。
実は、恐竜化石は全身が見つかることは稀で、とても貴重なものです。
そのような貴重な実物化石がアメリカで発見され、福井県立恐竜博物館が購入。その金額は、なんとウン億円!
アメリカからここで展示されるまでの作業が分かる映像もあり、必見です!

カマラサウルスの向かいにある大きな鏡を使うと、自撮りできます。
おすすめ展示④:ブラキロフォサウルスのミイラ化石

ブラキロフォサウルスのミイラ化石は、通常は残ることのない皮膚や筋肉などの柔らかい部分も保存されている化石です。
亡くなる直前に食べていたと思われる胃の内容物も残っています。
アメリカの博物館から10年間借りているため、2032年までの期間限定の展示となっており必見です!
この化石は、保存状態の良さでギネス認定されてます!
おすすめ展示⑤:ヘスペロサウルス

ステゴサウルスによく似たこちらはヘスペロサウルスです。このヘスペロサウルスですが実物化石というだけでなく、「ホロタイプ」であることが特徴です。
ホロタイプとは、その種を命名するにあたって基準となる標本のこと。世界に一つしかありません。
通常、ホロタイプは収蔵庫などに保管され、本来は研究者しか見ることができない非常に貴重な化石です。
それを今にも手が届きそうなくらいの近距離で見る事ができ、必見です!
4.福井の恐竜コーナー(本館1F)
◆所要時間:10分

日本では十数種類の恐竜化石が見つかっていますが、その内の6種類が福井県で発見されています。その6種類すべての化石を見ることができるのは、世界でも福井県立恐竜博物館だけです。
福井の恐竜①:日本で初めて学名が付いた恐竜「フクイラプトル」
福井の恐竜②:日本で初めて復元模型が作られた恐竜「フクイサウルス」
福井の恐竜③:全長10mで首の長い恐竜「フクイティタン」
福井の恐竜④:イグアノドン類恐竜の進化系「コシサウルス」
福井の恐竜⑤:雑食性と草食性の特徴を併せ持つ「フクイベナートル」
福井の恐竜⑥:2023年に新種として発表された「ティラノミムス」
新種らしき化石も続々と見つかっているという情報を小耳にはさんでいますので、今後の展示にも期待が膨らみます。
5.化石クリーニング室(本館1F)
◆所要時間:5分

発掘現場で見つかった化石を岩石から取り出す作業をしています。あまりにも細かな作業に目が釘付けになることでしょう!
6.「地球の科学」で学ぶ(本館1F)
◆所要時間:10分

地球の科学ゾーンでは、地球の成り立ちを学ぶことができます。また、化石や様々な種類の鉱物、宝石なども展示されています。
お子様向けおすすめ展示:岩石テーブル

様々な種類の岩石をスコープで映し、顕微鏡で見るかのように細部まで観察することができます。行列ができる時もあるほど人気の展示です。
大人向けおすすめ展示:鉱物コーナー

鉱物が各種展示されています。文字が浮いて見える鉱物などもあり、大人でも「へぇ~、そんな鉱物があったのか!」と興味津々で見る方も。
7.「生命の歴史」で進化を知る(本館2F)
◆所要時間:15分

生命の歴史ゾーンでは、生命誕生から、両生類、爬虫類、哺乳類などの進化と絶滅の過程が展示されています。
人気の魚竜や翼竜はこちらに展示されています。
おすすめ展示①:ティロサウルス

2023年から新しく展示されています。全長約13m。海の中の生き物でも最大級の大きさは必見です!
おすすめ展示②:ステノプテリギウス

よく見るとお腹にもう一匹のステノプテリギウスがいます。胎児がいる状態で化石になっている珍しい展示です。卵を産む生き物だけではなく、お腹の中で育ててから産んでいたものがいた証拠となっています。
8.「ダイノラボ」で生態に迫る(本館1F&2F)
◆所要時間:10分

ダイノラボは、恐竜はどのようなものを食べ、子を産み育てていたのか、恐竜の生態に迫ることの出来る空間となっています。
おすすめ展示①:ティラノサウルスの大腿骨の実物化石

中央にはティラノサウルスの全身骨格と共に、実物の大腿骨を展示しています。
なんと!この実物化石のティラノサウルスの大腿骨は触ることができます。ぜひ触れてみてティラノサウルスを身近に感じてください。
おすすめ展示②:ティラノサウルスの全身骨格

ダイノラボの内階段を上るとティラノサウルスの頭骨とご対面!近距離で正面から見ると、今にも食べられそうです!
9.休憩&ビデオライブラリー(本館2F)
◆所要時間:10分

恐竜や古生物、地球に関するビデオを視聴することの出来るエリアです。ゆっくり座って休憩しながら視聴することができます。
おすすめのビデオは、「シカマイアの翼―ペルム紀 謎の化石を追え」。興味深い内容もさることながら、福井県立恐竜博物館の研究員が手がけた演出が面白く、見ごたえ充分!
10.見える収蔵庫(新館2F)
◆所要時間:5分

通常は見ることの出来ない博物館の収蔵庫ですが、福井県立恐竜博物館ではガラス張りにして見せるスタイル!
本館2Fからの連絡通路から新館1Fに向かうと「見える収蔵庫」を見ながら特別展示室まで移動することができます。
収蔵庫のため、時期によっても見られるものが変りますので、何度行っても楽しめるます。
11.特別展示室(新館1F)
◆所要時間:15分

特別展示室では、毎年7月~11月に様々なテーマの特別展が開催されます。
特別展の開催期間以外は、3面ダイノシアターとして実物大の恐竜たちが活躍する映像が上映されます。
3面ダイノシアターは高さ9m×幅16mの「コの字」型の巨大スクリーン。迫力たっぷりの映像に圧倒される事でしょう!
福井県立恐竜博物館の研究員が恐竜やその時代の植物など、細部にわたって監修した力作を数本鑑賞することができます。
12.恐竜の塔(新館1F~3F)
◆所要時間:5分

新館の吹き抜けにあるのが高さ13mの恐竜の塔。
福井県で発見された5種類の恐竜と1種類の鳥類があしらわれ、新館の写真スポットとなっています。
両サイドのエスカレータにある光の演出が恐竜の塔の魅力をより引き立てています。
屈みこむようにして、かなり下から見上げて撮影すると全体を写すことができます。
おまけ

もし時間が余れば、ミュージアムショップにも行ってみましょう!
ミュージアムショップでは、福井県立恐竜博物館でしか購入できないグッズやお土産が沢山揃っています。旅の思い出の品を発見しに立ち寄ってみてください。
まとめ
2時間でおすすめ展示を巡る見学コースはいかがだったでしょうか。
本館ではカマラサウルス等の貴重な実物化石の全身骨格やティラノサウルスの生態が分かるエリアなどがありました。
新館ではガラス張りの見える収蔵庫や恐竜の塔など、福井県立恐竜博物館ならではのスポットがありました。
福井県立恐竜博物館には他にも見どころが沢山です。
効率的に見るためには、混雑を避けることが一番。混雑を避けるためには、朝早くに入館するのが必要があります。そのため、遠方の方には福井県立恐竜博物館周辺での前泊がおすすめです。





コメント