ティラノサウルス

北アメリカに生息していた最大級の肉食恐竜。
噛む力は、現在生きているどの動物よりも強く、最大で6トン。軽自動車ほどなら潰せたと言われています。
根元まで含めると30㎝以上もあるステーキナイフのようなギザギザの歯(鋸歯)で獲物を骨まで嚙み砕くことが出来ました。目が正面を向いているため、立体的に物を見ることができ、獲物との距離を正確に把握できたと考えられています。
子供のうちは素早い動きが得意な体型をしていますが、大人になるとあまり素早く動けなかったと考えられます。そのため、子供が獲物を大人の所に追い立てて、大人が仕留めていたという説があります。
竜脚類>竜脚形類
ここからは、竜脚類の中に属する竜脚形類を見ていきましょう。
エオラプトル

最も初期の恐竜の一種です。
手の指が3本で素早く動き回れる軽いからだという特徴があります。前あしが短いことから、二足歩行をしていたと考えられます。 草食恐竜に似た歯の特徴があるため、草食性だったと考えられています。
ルーフェンゴサウルス

原始的な竜脚形類です。 原始的な竜脚形類の中では体が大きく、ひざの下が短いのが特徴です。
二足歩行だけでなく、四足歩行もしていたようです。
雑食性のイグアナと似たギザギザした小さな歯をしているため、雑食性だったと考えられています。
【新】プラテオサウルス

長い首と手の親指の大きな爪が特徴的な原始的な竜脚形類です。
大型草食恐竜で、最初期の恐竜であるエオラプトルの出現から約2000万年後に出現しました。しかし、全長が4倍以上と急激に大型化し、生息範囲も急速に広げていたと考えられています。大人でもいろいろな大きさのものが見つかっています。
ブラキオサウルス

ジュラ紀を代表する大型竜脚類です。
「腕トカゲ」という意味の名前で、前足が後ろ脚より長く、腰よりも肩の位置が高くなっているのが特徴です。長い首を約11 mの高さまで持ち上げ、他の恐竜が届かない高い木の葉や枝を食べていたという説がありますが、研究者の間でも意見が分かれています。
ブラキオサウルスの頭骨

ブラキオサウルスの歯はスプーンに似た形をしていて、上下の歯がかみ合うことで、葉をもぎ取っていたようです。
【新】ブラキオサウルスの一種 幼体

おとなと比べると肩甲骨が細長いです。
背骨の中に広がる空洞の構造が複雑化していないことや、背骨から上に伸びる突起の前後幅が狭いことなどが分かっています。
【新】ニジェールサウルスの頭骨

横に一直線に広がった口先と、口先にびっしりと並んだ細かい歯が特徴です。
主に長い首の草食恐竜が多い竜脚類の中では珍しく、芝刈り機の様に地面近くの低い草を食べていたと考えられます。
擦り減った歯の下には9本の歯が控えていて、それらを合わせると500本以上にもなったようです。
【新】ディプロドクスの一種 頭骨

体長30mにまでなるディプロドクスの頭骨です。
鉛筆形の細くとがった歯を櫛の様に使い、木の枝から歯だけを引きちぎるように食べていたと考えられています。
ベルサウルス

竜脚類では珍しく、背骨の長さと比較して首が短い小型の竜脚類です。
一か所から沢山の化石が見つかっていますが、洪水で溺れた子供という説が有力です。子供の全長は5mですが、大人の化石は見つかっておらず、大きさは分かっていません。
マメンチサウルス

全長23mもあり、首の長さが体の半分を占める大型の竜脚類です。
首の骨が19個もあるのが特徴で、竜脚類では原始的な恐竜です。
首の骨から長いとげのような頚肋骨(けいろっこつ)という骨が出ていて、首を曲げるのではなく左右に振って植物を食べていたという説があります。
【実物】カマラサウルスの一種

一般的に化石はレプリカが多い中、何とこちらは90%が実物で出来ている化石です。恐竜一体分の化石がまとまって発掘されるのは珍しいのですが、こちらは90%も揃っていて、かなり貴重です。
実物化石のため、変形の激しい腰の骨は、大腿骨からずれています。
カマラサウルスは、竜脚類の中では比較的首が短く頭が大き目であることが特徴です。また、背骨には空気の袋が入る空間がありました。 歯は硬くて大きく、スプーン状になっていて、かなり硬い葉を食べていたようです。
現在、カマラサウルス属のうち、どの種のものなのか、博物館と県立大学で詳しく研究が進められているそうです。
【実物】カマラサウルスの頭骨

実物化石です。堆積物の重みで頭骨が押しつぶされており、全身骨格に組み入れることが出来ませんでした。
そのため、ガラスケースに入れられた状態で全身骨格の下に展示されており、間近で観察するとができます。
カマラサウルスの頭骨 復元

先ほどの、貴重な実物の頭骨を基に、生きていた当時の骨の位置に調整して立体的に復元されています。全身骨格にも復元された骨格が組み込まれています。
この個体は、他のカマラサウルスに比べて大きな頭骨をしています。
珪化木

こちらは恐竜ではありませんが、竜脚形類の端に展示されています。木全体が化石になった珪化木で、年輪などの内部構造まで見えますね。
珪化木は、木が地層に埋まった後、地層中の水に溶け込んだ二酸化ケイ素が木の細胞内で固まり、石英(せきえい)という鉱物に変わりました。赤茶色になっているのは、地層中の水に含まれていた鉄分が酸化しているからです。
まとめ
「恐竜の世界ゾーン」にある竜盤類エリアの展示化石はいかがでしたか。
福井県立恐竜博物館のメイン展示である恐竜の全身骨格ですが、その中でも竜盤類にはどう猛な肉食恐竜から首の長い草食恐竜まで多種多様の恐竜が揃っていました。
中でも、90%が実物化石で非常に貴重なカマラサウルスは福井県立恐竜博物館の見どころの一つとなっています。
非常に見ごたえのある竜盤類エリアですので、ぜひ福井県立恐竜博物館で実物をご覧ください。






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