ダイノラボ(本館1F&2F)

ティラノサウルス右横顔

恐竜の食物

恐竜の食物
恐竜の食物

恐竜は何を食べていたのでしょうか?

実際に恐竜が何を食べていたかを知るのは、とても難しいことです。しかし、あごや歯の形状、体格、糞化石や胃腸に残された内容物の化石、胃石などを調べることで、ある程度推測することができます。 

ディプロドクスの下あご 
ディプロドクスの下あご
ディプロドクスの下あご
ゴルゴサウルスの歯骨 
ゴルゴサウルスの歯骨 
ゴルゴサウルスの歯骨 
エドモントサウルスの右下あご 
エドモントサウルスの右下あご 
エドモントサウルスの右下あご 

草食恐竜には、エドモントサウルスのように、植物を上下の歯ですりつぶすための小さな歯が隙間なく並んで面になっているものがいました。小さな歯が何層にも下に待ち構えている状態で、上層の歯がすり減っても下層の歯がかみ合わせを維持できる構造です。

「デンタルバッテリー」という名の構造です。

アロサウルスの右下あご 
アロサウルスの右下あご 
アロサウルスの右下あご 

多くの肉食恐竜の歯は、このように円錐形か平たくとがった形をしています。また、歯の縁にはステーキナイフの様に細かなギザギザがあります。 

ノコギリ状のギザギザの付いている歯の事を「鋸歯(きょし)」といいます。

アロサウルス 頭骨 
アロサウルスの頭骨
アロサウルスの頭骨
カマラサウルス 頭骨 
カマラサウルスの頭骨
カマラサウルスの頭骨

アロサウルスの何倍も巨大な体ですが、頭はコンパクトなサイズです。

竜脚類では葉を摘み取ることに適したスプーン状の歯や、櫛の様に、歯の隙間に木の枝を通して葉を引きちぎる食べ方をした恐竜もいました。  

草食恐竜の糞化石 
草食恐竜の糞化石
草食恐竜の糞化石

糞化石を調べると、消化されなかった食べ物の破片などが残っていることがあり、何を食べていたのかわかる場合があります。 

感じる

感じる
感じる

恐竜が生きていた頃、どのような器官を使って身の回りの情報を感じ取っていたのでしょうか?骨に残された手がかりから恐竜の感覚について分かってきました。 

コリトサウルスの頭骨 
コリトサウルスの頭骨
コリトサウルスの頭骨
パラサウロロフスの頭骨 
パラサウロロフスの頭骨
パラサウロロフスの頭骨

パラサウロロフスのトサカは特殊な構造になっていました。トサカは空洞になっており、空気を振動させて、トロンボーンのように音を出していたようです。また、内耳という器官を分析したところ、トサカから発せられる音域を特によく聞く取れていたようです。パラサウロロフスは集団で生息していましたので、トサカで音を出して仲間とのコミュニケーションをとっていたと考えられています。 

このトサカの骨ですが、頭骨が伸びたように見えますが、鼻の骨が伸びたものです。 

マンテリサウルスの脳函断面
マンテリサウルスの脳函断面
マンテリサウルスの脳函断面

脳が収まっていた空洞から脳の形と大きさを推測することができます。また、脳のどの感覚器官が発達していたかが分かります。このことから、恐竜が鳥類へ進化する過程で嗅覚よりも視覚を重視するようになったことが分かっています。 

ティラノサウルスの脳のエンドキャスト 
ティラノサウルスの脳のエンドキャスト
ティラノサウルスの脳のエンドキャスト

ティラノサウルスの脳は、草食恐竜よりも大きかったようです。特に、匂いに関する部分が大きく発達していました。

このことから嗅覚が優れていたことが分かっています。 

動く 

恐竜のすがたや動き方はどのようにして分かるのでしょうか?

筋肉は化石として残ることはほとんどありません。そのため、恐竜のすがたや動き方を知るには、骨に残された情報を読み解く必要があります。具体的には、骨の関節の様子を調べたり、骨格から筋肉の様子を推定したり、足跡化石を観察したりすることが重要になってきます。 

ティラノサウルスの後ろあしの模型 
ティラノサウルスの後ろあしの模型 
ティラノサウルスの後ろあしの模型 

恐竜の筋肉は、化石の情報に加えて、恐竜の生き残りである鳥類や、恐竜に近縁なワニ類を参考にすることで、ある程度知ることができます。 

ティラノサウルスの後ろあしの模型も、現生のワニや鳥類、それに恐竜化石を基に再現されています。 

足跡化石と走る速さ 
足跡化石と走る速さ 
足跡化石と走る速さ 

足跡化石は、恐竜が動いていた様子の直接的な記録です。どんな方向や歩幅、速度で歩いていたかなどを知ることができます。

さらに、恐竜の生活が分かることもあります。例えば、草食恐竜が肉食恐竜に追いかけられていたことや、竜脚類が群れで移動し、親がこどもの恐竜をかばう様に歩いていたことが分かる化石もあります。 

推定された筋肉の情報を基に、体格や足跡化石の情報などを加えて、恐竜の走る速度を計算することができます。

例えば、獣脚類のガリミムスはダチョウと同じくらいの時速60キロで走ることができたと推測されています。 

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