福井県立恐竜博物館に触れるティラノサウルスの化石があるってホント?恐竜はどのような生活をしていた?そのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、恐竜博物館に100回近く行っている私が、ティラノサウルスの触れる化石がある体験型展示のダイノラボをご紹介します。恐竜の生態について詳しくなれる展示やダイノラボの所要時間もお伝えします。
ダイノラボはどこにある?

ダイノラボは、本館1Fと2Fにあります。本館1Fの恐竜の世界ゾーンからですと日本とアジアの恐竜コーナーを通り、フクイラプトルロボットを越えた奥にラボの1F側入口があります。
入り口ゲートからですと、エスカレーターには乗らず、右手の階段で2Fに降りると右円周沿いにラボの2F側入口があります。
もし、ベビーカーや車いすなどで階段を利用できない場合は、本館3Fミュージアムショップを通り過ぎたところにあるエレベーターで本館1F又は2Fに降ります。吹き抜けの円周の奥に見えます。
ダイノラボの展示内容と所要時間

ダイノラボは、恐竜が生きていた当時の姿かたちや暮らしぶりなど、常設展示室の全身骨格とは違う視点から恐竜の生態が分かるようになっています。 また、全身骨格の足先や足跡化石だけでなく、実物の大腿骨化石に触ることの出来る体験型エリアというのが特徴です。
見学の所要時間は、15~20分です。
ティラノサウルスの実物大の全身骨格が中央に位置し、それを囲むように恐竜の<食物><感じる><動く><守る><産む・育てる>という視点で展示されています。
それでは、早速、ティラノサウルスについてみていきましょう。
ティラノサウルス徹底解剖
ダイノラボの中央に鎮座するティラノサウルスの全身骨格やパーツ模型を基に、ティラノサウルスを徹底的に知り尽くすことの出来るコーナーです。
ティラノサウルスの歯

ティラノサウルスの歯を10倍に拡大した模型があります。

ティラノサウルスの歯の周りには、ステーキナイフのようなギザギザがありました。また、歯のギザギザの横には液体が流れ出やすくなる溝がありました。
歯全体は、バナナのような形で厚みもありました。普段は見えない歯茎の中の部分までを含めると長さが30センチ以上。
硬い骨も噛み砕ける強度があったのは、見えている歯の部分より、2~3倍長い歯根が奥深くまであったためです。
ティラノサウルスの足跡化石

ティラノサウルスの足跡化石です。写真は、小学生のティラ子の手と比べたもの。かなり大きいことが分かります。
この足跡化石は触ることができます!
【実物】ティラノサウルスの大腿骨

多くの方が触る中央部分はツルツルとしていて光沢があります。
実物のティラノサウルスの大腿骨の化石で、触ることができます。!
触れるティラノサウルスの足

写真は、小学生のティラ子の手と比べたもの。やはり大きい!
このティラノサウルスの全身骨格は、足先だけですが、触ることができます。
ティラノサウルスの頭骨

階段で2Fに上がると、頭骨と間近でご対面!今にも食べられそうな迫力!!
ティラノサウルスの頭骨は、上から見ると後ろの方で広がるT字のような形状をしています。その広がる部分に目の入る穴があるため、目が正面を向いているのが特徴です。
さらに、少し鼻先を下げた姿勢をとると、正面に視野を遮るものが無くなります。そのため、両目の視野が重なる部分では、奥行が分かりました。
ティラノサウルスは、立体で物を見ることができ、獲物までの距離を正確に把握していました。
ティラノサウルスの嚙む力

ティラノサウルスの歯は太く、頭骨は頑丈な構造をしています。そのため、噛む力は、非常に強く、約3~6トンに達したようです。
ティラノサウルスの糞化石と思われるものには、多くの骨の破片が含まれていることから、獲物を骨ごと噛み砕いていたのかも知れません。
ティラノサウルスの仙椎と仙肋骨

ティラノサウルスの腰の骨格は、5個の仙椎とその左右に付く仙肋骨、そして左右の骨盤によって構成されています。全ての仙骨と仙肋骨は互いにくっついていて一体化しています。
ティラノサウルスの肩骨と前あし

ティラノサウルスの肩は、肩甲骨と鳥口骨でできています。それぞれの境界の下部にある凹みが肩関節となっています。ここに上腕骨の上部が関節し、下部は肘関節を介して、平行に並んだ2本の骨である手根骨と、手の甲を作る中手骨、そして指を作る指骨が繋がっていきます。
骨盤と後ろあし

ティラノサウルスの骨盤は、腸骨・恥骨・坐骨の3つで構成され、その真ん中に空いた穴が股関節となっています。ここに大腿骨が関節し、下部はひざ関節を介して、脛骨・腓骨と関節します。


その先には足首関節を作る足根骨と、足の甲を作る中足骨、そして指を作る趾骨が繋がっていきます。それぞれの指の先端の趾骨は末節骨と呼ばれ、ティラノサウルスでは前あしと同様にかぎ爪状になっています。
ティラノサウルスの第9尾椎

ティラノサウルスの首は、10個の頸椎と、その左右に付く頚肋骨でできています。一番後ろの頸椎は、徐々に胴椎の形状に近づいていきます。
頸椎の数は一般的な肉食恐竜と同じですが、ティラノサウルスの首が他の肉食恐竜よりも短いのは、頸椎の一つ一つが前後に短いためです。
ティラノサウルスの第6胴椎

ティラノサウルスの胴は、13個の胴椎とその左右に付く肋骨で構成されています。
12・13番目の胴骨は骨盤に挟まれており、13番目のものは肋骨を失っています。 それぞれの肋骨は、胴椎の下部と上部の2点で関節し、上部の関節ば胴椎の横に伸びた突起の先端にあります。
ただし、化石は変形していることが多いため、上手くかみ合わないことがほとんどです。
プロジェクションマッピング

ティラノサウルスを基にしたプロジェクションマッピングです。写真では分かりづらいのですが、実際に見ると立体感があります。恐竜の頭骨は複数の骨から出来ていることや、脳エンドキャストの説明が1~2分で分かるようになっています。
脳を囲っている脳函に、脳や中耳・内耳が収まっていた空洞があり、その空洞をかたどった物がエンドキャストです。





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